私が… 何か関係してるの? もっと二人の話を聞かなきゃ… 私がドアをもう少し開けようとした時、 ガタン あっ! 物音たてちゃった…。 「…望。今の聞いてたのか?」 メガネくんとお兄ちゃんがこっちを見ている。 「うん…。 お兄ちゃんどういうこと?何で雪乃をフッたの?“幸せになる権利”がないって何で?」 私はお兄ちゃんのベットにゆっくり近付きながら問いただした。 「のん…。雪乃ちゃんのことはゴメン。でも俺は……雪乃ちゃんと付き合えない。」 お兄ちゃんはすごく辛そうな顔をした。