誰かとぶつかった。


「ご、ゴメンなさい。」

謝りながらぶつかった相手を見た。



「雪乃?!」

ぶつかったのは雪乃だった。

しかも…

泣いてる?


「望っ…。」


雪乃は一瞬何かを言おうと口を開いたが、そのまま走って行ってしまった。


雪乃…

泣いてた。

何で?

今日、あんなにキラキラ輝いてたのに…


私は雪乃を追いかけた。