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「もぉ!嫌なこと思い出させないでよ〜。」

「ゴメン、ゴメン。だってすごい印象に残る人だったからさぁ。運命的な出会いとかだったら、ああいう風なのかなって思って。」

「私の運命の相手があのメガネ野郎だったら私の人生は終わってるっ!ってか、運命の相手なわけないし!もう二度と会うことないんだから。」

「そんなに怒らなくても…。確かに見かけない顔だったしもう会うことないかぁ。」

「…なんでちょっと残念そうなのよ。」

「いやぁ…望があんなに真っ赤になったの初めて見たから、あのメガネくんに恋でもしちゃったかなって思って。」

「あんなけチビだとか、手繋いで歩いてもらえだとか言われて好きになるわけないっ!!」

「ち…ちょっと望!ここお店ん中だから。」

はっ!となってまわりを見ると、まわりのお客さんがみんなこっちを見ていた。


また真っ赤になりながら残りわずかなココアを飲み干した。