「もう
今日は
散々だったよ!」


兄貴的存在の
『豊』に話を聞いてもらう。

「お前が不倫するから
悪いんじゃん!!」

って
豊に言われて
また泣きそうになった。


「もう!
しょうがないじゃん!!
とにかく!飲むのつき合って!!
乾ー杯ー!!」

「しょうがねぇーなっ!!
あんまり無理すんなよ?」
豊は優しく言った。


「わーかってますって!!」
そう言って
アタシは
レモンサワーを
一気飲みしてしまった。
「豊さぁ~ん!!おかわりぃ~」
「あっ!!お前これで5杯目だぞ?」

あんまり
お酒の強くないアタシを
心配する豊。


実は昔豊の事好きだった。

でも、
いつの間にか親友になった2人。
ここにいるのが
妙に心地よくて
失いたくなくて
親友になることを選んだアタシ。


「とにかく忘れるまで飲むの!!」



そう言ったアタシに
片眉を下げて笑う豊。


その後何時間たったのか
わからない。


その後店を出るアタシ。



風が冷たくて
気持ちが良かった。


家の近くの歩道橋で
車が流れていくのを見てた。
なんて
綺麗なの?

チョット身を乗り出した時


後ろから
「危ない!!」
そう言って
アタシを引っ張る腕