昨日
泣き終わって
すぐに
家路についた。



今日
隼人にメールしたいけど
どうしよう。


でも


なんて
考えてもしょうがない



そうだ…
昨日携帯破壊して
隼人に会社の携帯のメアド
教えてたんだ!!



携帯とマカロン買いに行こう。今日が休みで良かった。



昨日転けた時に
出来た擦り傷は
かさぶたになっていて
チョット情けなかった。


でも
隼人のおかげで
アタシのボロボロな心にも
かさぶたが出来た。



大切な存在だ。


アタシは
シャワーを浴びて
髪をドライヤーで
乾かしてた。

その時
玄関のチャイムが鳴った。



覗き穴を覗くと
そこには
キャップを深く被ってる人が
立っていた。



「はぁーい?」
玄関を開けると
男は
「昨日トナリに引っ越して来た者なんですけど
留守だったみたいなので
1日遅れたんですけど
挨拶に来ました。」
そう元気良くいった男は
顔を上げた。


…?
アタシは
ビックリしてしまった。
すっぴんだったから
なんか
恥ずかしくなって
しまった。



だって
そこに
立っていたのは