中年のメイドはむっと眉間にシワを寄せて 「…ではお呼びくださいませ」 と部屋から出て行った 私はやっと1人になってほっとしていた 「…携帯…」 携帯のメモリーを見る 彼の名はない さっきアイガットに消された