眠くないんじゃなくて
眠りたくないの



朝が来るのが怖くて
朝が早くきて欲しくて


相反する想いを抱えて
小さくうずくまって


夜の空をみた



雲間かなのぞく月明かりが、優しくて、痛くて


小さく泣いた




ねぇ、もう少しだけ
アタシの話を聞いてくれる?



月とアタシだけの
秘密の話。



無駄な明かりなんて邪魔なだけ。



必要なものは
ひっそりと私を支えてくれていた。