「……り、く?」 不安そうに瞳を潤ませて、姉貴が俺を見る。 紅潮した頬も。 微かに濡れた睫毛も。 パジャマから覗く、白い肌も。 お前の全てが俺を狂わせる。 ─……やべぇ。 我慢、できねぇよ。 「……姉貴がいけないんだよ」 無防備なお前が、悪いんだ。 「…陸…、んっ」 俺は、姉貴の唇を塞いだ。