英咲士君が今日退院する事になった。


私も一緒に退院させてもらう事が出来た。



「家は分かる…でもやっぱちょっと違和感有るな…心にぽっかり穴が空いたみたいな…?」


「何かが欠けてるって事?」

「真苺との記憶?」



私との記憶かな?でもまた改めて恋人になったし…徐々に思い出すよね?



英咲士君は部屋に入る。


「懐かしいな…。久しぶりやからかな…?」


さっきから英咲士君は私と手を繋いでる。


親には見られてないから大丈夫!!



「自分のベッドも久々や〜…ん?」


「どうかした?」


「俺のベッド真苺の匂いがするん何で?」


っ!!


「真苺?訳知ってるやろ?」

「……ひ…英咲士君が入院中私英咲士君のベッドで寝てた…。」


顔から火が出そうな位恥ずかしいよ〜!!


「…顔真っ赤やで?」


「だって恥ずかしいもん…」

「真苺ちゃん寂しがりやからな〜でベッドで寝て寂しいの解消された?」


「ちょっとだけなら…。」



前の英咲士君と何も変わらない英咲士君の言葉…口調性格…。



変わったのは貴方の記憶。






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