朝私はご機嫌だった。


1週間の出張を終わらした英咲士君が帰ってくるってメールで゙今日帰るからな゙って短いけど…嬉しかった!!



私が1番だった。報告されたのが…。





それは悪夢に変わる。






「どうして…?」


薬品の臭い静かな部屋暖かい夕陽が部屋を照らす。


規則正しい機械音


死んだように眠る英咲士君

頭にはネットと包帯。



空港でスリに有って追跡中に階段から落ちたらしい。


せっかく1週間振りに会えた彼は意識不明の重体…。



「英咲士君…起きて?」


何回言っても目は開かないこのままだと…先は死…。



英咲士君は死なせない。


英咲士君が居なくなったら私は生きていけない…。






「…ん…ぅん」


「英咲士君?!」



私の願いが通じたのか英咲士君は目を覚ました!!



けど…英咲士君の一言が私を地獄に突き落とす。










「英咲士君!!」










「…………誰?」





えっ…?!





「…?…………君は誰?」





━キミハダレ…?━








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