次の日。 私はシャワーを浴び、気合いを入れた。 コンコン ノックの音に誰何する。 「朔夜です」 何故、この時間に私の部屋へ? 躊躇いながらも返事をする。 入ってきた朔夜さんは、いつもの優しい笑みで、ワゴンを押してきた。