コンコン、とノックの音がした。 朔夜と一緒にいられる時間を少しでも長くしたくて、 昼食はいらないとふてくされた振りをしていたのだが、限界だったようだ。 朔夜は 「また会いに来るから」 と私に軽くキスをして、窓から帰って行ってしまった。 コンコン 再びノックが鳴った。