額に、

瞼に、

頬に、

次々とキスをして、

そっと耳元で囁く。



「あんなのは障害のうちに入らない。

そのくらい綾香を愛してる」



そして朔夜のイタズラっぽい瞳が、私の瞳を覗き込む。



「よろしいですか?綾香お嬢様」



朔夜の愛に包まれていることを、疑っちゃいけない。



もっと強くならなくちゃ。



私だって、負けていられない。