「一生、離さないから」 私も、なにがあろうと一生、離れないよ。 「朔夜。 過去のことを教えてくれた見返りを、あげるよ」 そう言って、 私は精一杯背伸びをして、 朔夜にキスをした。 「私の心と、キスをあげる」 朔夜は、 きつく私を抱きしめながら、 そっとキスをくれた。