一礼して私の椅子の斜め後ろに立つ。 「よ…宜しくね、橘さん」 私、ちゃんと笑えてるかしら。 緊張する。 橘さんは、にっこり笑って挨拶を返してくれた。 私はどぎまぎしながらお茶を済ませ、お母様からのプレゼントへのお礼もそこそこに食堂を出た。