追いかけて来た白崎に あっという間に追いつかれたのは 言うまでもない。 どうしよう… どうしよう… 計画が全部パアだ… いきなり跳び蹴りくらわす女に 惚れる男なんて居ない… いや、むしろ その前にアタシ首? いやいや、むしろ 傷害罪で捕まりますか? もう 頭の中はプチパニック。 焦るアタシ。 掴まれた手。 屋上へと続く階段の下 アタシと白崎の荒れた呼吸の音だけが 響いていた。 恐る恐る 白崎の顔を見上げる。 …はい? なんか すげぇ 笑ってますけど。