「ありがと・・・。」 私の呟きを無視して、 あいつは、開きっぱなしのドアから、 私の部屋を見渡した。 そして、あいつは、 荷物を持ち上げるように、 垂直に私を抱えあげると、 私をベッドに連れて行き、 放り投げた。 突然の展開に 声も出ないでいると、 あいつは、 さっきまで乗せてあった氷嚢を、 私の目元に乗せてくれた。