清が、大きな瞳で私をぎろりと見たので、 私は、またしても心の中で自分の口の滑りやすさをうらんだ。 あちゃ~、また清を怒らせちゃったよ。 ところが、予想に反して、清は私に何も言わない。 てっきり、悪口雑言、言いたい放題言い返して来るんだと覚悟していたのに、 もう大丈夫だ、 なんて言って、私を席に戻した。 なんか、私が悪いことしたみたいじゃない。 いつも、清のふざけた態度に慣らされてしまっている私は、 おとなしい清を前にして、うろたえた。