「清、豚になっちゃうんじゃない?」
深く考えず、思ったことを口にする私の性格は、
時々大きな悲劇を生むことになるんだけど・・・。
清の瞳が、きらっと輝いたのを、私は見逃さなかった。
「そういやお前、
前に俺のことゴキブリとか言ってたな・・・。」
清の口の端がつりあがる。
「ゴキブリの次は、豚か。
よくよく俺に、お仕置きされたいみたいだな。」
私は、自分の失言を後悔したが、いまさら清が、取り合ってくれるとは思えない。
この目をしたときの清は、子供のように楽しそうで、
私はいつも、清のしたいようにさせてあげたい気になってしまう。
こういうのを、惚れた弱みというんだろうか。


