『私も歩けばイケメンにあたる♪』


「うおっ!ばか、やめろ!」


シャワーよりも威力のある水が、清の顔めがけて飛んでいく。


「あはははは!!」


断然有利になった私は、逃げ惑う清の姿におなかを抱えて笑う。


しばらくすると、タンクの中が空になり、水が出なくなった。

私が水を補充しようと慌てている間に、清は、水風船を取り出し、私に投げつけてきた。

体に当たると、パンとはじけて、派手に水が飛び散っていく。


「ずるい!私も!」


私も負けじと水風船を取り出し、清に投げつける。


「痛ぇ!」


「あははは!」


「てめぇやりやがったな!」


「そっちが先にやったんでしょ。」


「だったら、今度はこれだ!」


「やだ~!」