『ごめん栞!明日遊べなくなった!』


ココロの中で土下座しながら、理由も書かずに一行だけのメールを栞に送る。

女の友情より、彼氏とのデートを優先する日が来ようとは、

自分でも信じられないんだけど、私のことを見透かしてる栞からは、すぐに返信がきた。



『あの水着、結局着てないんでしょ?清とプールに行ってきなよ!』



栞のおかげで、たんすの肥やしになりかけてた水着のことを思い出した。


水着かぁ。そういや一度も着てないんだよね。