『私も歩けばイケメンにあたる♪』


「わ、わわわ、
今のなし、なしだからっ!!」


必死に叫ぶ私だけど、
もはや手遅れなのは、
清の凄絶な笑顔を見れば明らかだった。


「そうか。

俺も愛されてるな。」


「愛されてないから!」


否定したところで、清が撤回を受け入れるわけも無く、
いつの間にか
清の腕は、私の体をきつく抱きしめている。

清の体温が感じられて、
私の心臓は、もちろんドキドキしているんだけど、

とっても、幸せで・・、

やっぱり清に出会えて幸せだな、と思った。