「だ、誰があんたのためになんか・・!」 口ではそう言ったものの、 神経のないはずの髪の毛から、 あいつの熱が伝わってきて、 瞬間湯沸かし器のように、 頭が沸騰しそうになる。 あいつは、そんな私の様子を しばらく眺めると、 満足げに笑って、 私の手をつかんだ。 「よし、行くぞ!」