「そいつら、 私と同じ宝木中だよ。 清のファンクラブのメンバー。 中学ん時にも、同じ様なことやってたからさ。」 栞は、チラッとあいつを見て、 再び私に目線を戻した。 あいつは、押し黙ったまま、 何も言わない。 「大丈夫! 私がいるから。 明日からは、私の傍を離れちゃだめだよ。 わかった?」 「う、うん。」 すっきりしない、私をよそに、 栞は、自信満々の笑顔を浮かべて、 私に指切りをさせた。