恥ずかしくて、 あいつの顔が見れず、 私は、走って部屋へ戻った。 栞の顔を見ると、 思わず抱きついてしまった。 『髪は、 美人で 俺好み。』 その夜は、 頭の中で 何度もその言葉が繰り返されて、 なかなか眠れなかった。