『私も歩けばイケメンにあたる♪』


「お前、
顔赤いぞ。

熱でもあるのか?」

あいつは、
手を伸ばして、
私の額に触れてきた。

「え?
そんなことない!
大丈夫!」

あわてて、あいつの腕を
振り払うと、
あいつが私の顔を覗きこんできた。

間近であいつの目を見ると、
恥ずかしさで、
涙目になってしまった。