翌日あたしは全員に宿題を渡した

「6時ごろまでやったんだからね!!」


「ありがとうっガサ子」

「さすが♪ガサ子ちゃんっ」



君達今何ていった??


「みんなにも奈美のあだ名教えといたから☆」

祐実の言葉に愛想笑いを浮かべる


昔から本当に仲が良い友達にしか本音とか冗談を言ったことがない






あたしの特技、愛想笑いにしとくか



「てか、涼香ひどくない?」

「5時ごろ、塾に来てたじゃん。」


側で由樹【ユキ】と愛華【アイカ】がささやく。




「え?なになに!?」


2人の話しに周りが便乗して、話しに加わってゆく


「前々からさ、自己中って思ってたんだよねぇ!!」


「あたしも思ってたぁ!」

塾に行ってきていいよって、言ったのは・・・あたし。


なのに…


みんな、凄いね。つい昨日まで仲良くしてたくせに、

前々から自己中って思ってた って。



でも、そんな事を知らんぷりして、

“奈美はどう思う?”

って聞かれないように、わざと遠くに行くわたしも、、十分ひどいか。



「おはよ〜」


少し遅れて、涼香が登校してきた。



「あ、おはよぉー」


みんな、さっきまで悪口を言っていたのにいきなり、コロッと変わって、普通に涼香と話しだす。



本当、あたし達の付き合いってなんなのかな?