耳を澄ませ弘樹達の会話に集中する
どう考えても聞こえる距離ではなかった
しかし美香の耳には自分で作り出した嫌な妄想が駆け巡る
『ごめん待たせました?』
雫はいつになく冷静に言った
『全然!俺も今ついた所だよ。じゃあ行こっか』
笑顔で言う弘樹に雫が問いた
『え…どこに?』
『俺の家だよ。見せたい物があるから』
弘樹はたんたんと話す
『いや…家は無理です。話しならここで!』
雫は頭の中のモヤモヤが確信に変わる気がした
『そう言わずに。後悔しますよ、副・総・長!』
そう言って弘樹は不気味な笑みを浮かべた
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