それから悩む日が続いたが、次の週になった時にはレイアも少しは元気を取り戻していた。


<SOUL>がいない間、彼らの家で思う存分歌の練習が出来たからだ。


合宿がはじまり、4日がたったある日、レイアの携帯にマネージャーからTELが入った。


「はい。どうしました?」


「皆川さぁ、明日からの2連休は予定ある?」


「いえ、特には。」


仕事だろうか?


レイアはそう思った。


「悪いんだけど、長野の合宿所まで来れないかな?交通費は出すから。」


マネージャーは、困っている様子だ。


何かあったのだろうか。