5歩歩いた所で、良一はレイアが付いて来ていない事に気付いた。
またもや、ゆっくりと振り返ると、肩に入れていた力を抜き、仁王立ちを解いた。
「なんで?」
気が抜けていて、普段より高めのイントネーション。よく、良一が演じる「頼りない主人公」そのままだ。
レイアは顔を下にして笑うと、手の平を下にして片手を前に差し出し、顔を上げた。
良一はレイアに近づくと、その手を優しく取り跪(ヒザマズ)いた。
「お食事ご一緒して頂けますか?」
良一の紳士的なスマイルでの誘いに、レイアはやわらかな微笑みで答えた。
☆★☆★
良一に連れて来られた店に入ると、そこは小さな洋食屋だった。
店の中にはスタッフも共演者もいない。どうやら、2人っきりでの食事の誘いだったようだ。
一瞬身構えたレイアだったが、何とか平静を装った。
「可愛いお店。よくこんなお店知ってましたね?」
レイアはまず、当たり障りのない会話から入る事にした。
「個室の店を探したら、ここが1番近かったんだ。なんで個室にしたと思う?」
良一は手のひらに顎を乗せて、慈しむような目でレイアを見つめた。
またもや、ゆっくりと振り返ると、肩に入れていた力を抜き、仁王立ちを解いた。
「なんで?」
気が抜けていて、普段より高めのイントネーション。よく、良一が演じる「頼りない主人公」そのままだ。
レイアは顔を下にして笑うと、手の平を下にして片手を前に差し出し、顔を上げた。
良一はレイアに近づくと、その手を優しく取り跪(ヒザマズ)いた。
「お食事ご一緒して頂けますか?」
良一の紳士的なスマイルでの誘いに、レイアはやわらかな微笑みで答えた。
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良一に連れて来られた店に入ると、そこは小さな洋食屋だった。
店の中にはスタッフも共演者もいない。どうやら、2人っきりでの食事の誘いだったようだ。
一瞬身構えたレイアだったが、何とか平静を装った。
「可愛いお店。よくこんなお店知ってましたね?」
レイアはまず、当たり障りのない会話から入る事にした。
「個室の店を探したら、ここが1番近かったんだ。なんで個室にしたと思う?」
良一は手のひらに顎を乗せて、慈しむような目でレイアを見つめた。

