macaron-マカロン-   *イケメンアイドル's Love life*

撮影初日は、無事に何事もなく終了した。


一足早く終わったレイアは、1人事務所に足を運んでいた。


「速水部長、おはようございます。」


レイアは、マネージャーの上司に会いに来ていた。速水は3△才の、やり手美人部長だ。レイアをこの事務所に引っ張ったのは、速水だった。


「おはよ。今日のクランクイン、どうだった?」


すでに時間は16時だが、挨拶は全て『おはようございます。』が鉄則だ。


速水は、掛けていた赤いフレームの眼鏡を外して尋ねた。


レイアは現場の様子を報告した。そして《SOUL》の食生活について、マネージャーに提案した内容を説明した。


「そうなのよね。有田(マネージャー)には何度も言ってんだけど。もうすぐ全国ツアーだし。悪いけど、作りに行ってくれるかしら。」


速水も快(ココロヨ)く承諾してくれた。レイアはもう1つ頼みがあった。


「まかせて下さい!その代わりと言っては何ですが…《SOUL》の家って、音響設備完備なんですよね。」


レイアはそこまで言うと、手を下で合わせた。そして、言いにくそうに、体を左右に捻った。