日直当番

私は進藤くんとプリントを交換して、100問テストのプリントを見ながら丸つけをしていった。


少し右上がりの整ったきれいな字。


そして完璧な回答。


満点かよ。はっ。


満点だよ。へっ。


回答欄の下には私の言った通りに『憂鬱』の文字がしっかりと書き込まれていた。


はっっ。


「『憂鬱』に丸はつけてくれないんですか?」


「嫌味かっ。あんたは嫌味かっ」


進藤くんは私を見てせせら笑いながら、いつものように左手の中指で眼鏡を上げた。


返されたプリントに視線を移すと、赤字で「3」という数字がでかでかと書かれていた。