日直当番

「うーわっ何よそれ!男ならちょっとはヘンな気起こしてみろ!今私ノーブラなんだぞぅ」


がっ!!


いらんこと言ってしまった!!


進藤くんは目を見開いて私のことをまじまじと見つめてから目を伏せた。


「なんて破廉恥なことを言うんですかあなたは。そんなに僕にヘンな気を起させたいんですか?」


進藤くんは眼鏡を外して下から見上げるように私の顔を見た。


「ちっっがうよ!あんたが煽るようなこと言うからっ…」


「顔が赤いですね。熱でも出してしまいましたか?」


「だっ!ちっがっ…。アホッ」


私は体育座りのままの膝に顔をうずめた。


進藤くんはクスクスと馬鹿にしたように笑う。