日直当番

おとなしくリビングにも戻ってソファに体育座りした。


進藤くんは勉強ばっかしてるイメージがあるからガリガリなのかと思ってたけど、意外と肉付きがよくてびっくりした……って何考えてんだ私、ヘンタイ!!



「さっきはすみませんでした」


「ぅわあっ!いきなり入ってこないでよ」


進藤くんタオルで頭を拭きながらリビングに入ってきた。


「こっちがびっくりするじゃないですか。あ、紅茶でも淹れましょう。今お湯を沸かします」


進藤くんはキッチンに向かった。


「……ねぇ、今日は学校で勉強しないの?」


とりあえず話題提示。


「テスト週間になると教室に人がたまってうるさくなるんです。静かに勉強したい人もいるのに、迷惑なものです」


うむ、たしかに。


進藤くんはやかんに水を注ぎ、火にかけた。