この前マックで皆川の恋愛相談にのっているところをたまたま目撃したこと、由理が皆川のことをどう思っているのか聞き出すために皆川をよいしょしたこと、私と皆川のさっきの会話…全部総合して由理は私たちが付き合ってると勘違いしてるんだ。
「私がやってたことって逆効果だったんじゃん!」
「俺さっき勘違いされるようなこと言った?」
「俺はおまえがいないとだめだ的なこと言ってたじゃん!私たち頭悪すぎでしょ!」
私は頭を抱えた。
あ!でもこれは告白のチャンスなんじゃ!
「皆川!今から由理を追いかけて告白しろ!」
「え」
「『え』じゃない!今由理の誤解を解かなきゃいつ解くのよ!俺が好きなのはおまえなんだって言ってきなよ!」
「神崎…。わかった」
皆川は心を決めた顔で走り出した。私もそのあとを追う。
しばらく走るとトボトボと歩く由理の後ろ姿が見えた。
「私そこの電柱の陰にいるから。頑張って来なよ!」
「ああ。さんきゅ」
私は電柱の陰に身を隠し、ふたりの様子を見守った。
見つからないように身体を小さく屈める。
「私がやってたことって逆効果だったんじゃん!」
「俺さっき勘違いされるようなこと言った?」
「俺はおまえがいないとだめだ的なこと言ってたじゃん!私たち頭悪すぎでしょ!」
私は頭を抱えた。
あ!でもこれは告白のチャンスなんじゃ!
「皆川!今から由理を追いかけて告白しろ!」
「え」
「『え』じゃない!今由理の誤解を解かなきゃいつ解くのよ!俺が好きなのはおまえなんだって言ってきなよ!」
「神崎…。わかった」
皆川は心を決めた顔で走り出した。私もそのあとを追う。
しばらく走るとトボトボと歩く由理の後ろ姿が見えた。
「私そこの電柱の陰にいるから。頑張って来なよ!」
「ああ。さんきゅ」
私は電柱の陰に身を隠し、ふたりの様子を見守った。
見つからないように身体を小さく屈める。


