「なあ神崎」


そんなある日の放課後、SHRが終わって部活に向かおうとしていたところへ皆川が私に声をかけた。

「今日部活終わったあと時間ある?」


「あーまああるけど。何?」

「ちょっと付き合ってくれないか?話がある」


「話って何の話?」


「それはそのとき話すから。部活終わったら昇降口で会おうな!」


「うん」


部活後、皆川は昇降口の外で私を待っていた。


私たちは学校の近くのマックに入り、皆川の話を聞くことにした。


そしてなぜか皆川が奢ると言ってくれるので、断って親切心を踏みにじるのも悪いから私は皆川の申し出を素直に受け入れた。


私たちはテーブル席に向かい合って座った。