日直当番

「進藤くんのバカァ!違うって言ってんじゃんかアホ!」


私は立ち上がって進藤くんの背中に罵声を浴びせた。


進藤くんは見逃してしまいそうな小さな笑みをうっすらと浮かべて、ほんの一瞬振り返った。


「ぁっ」


胸がキュウっと締め付けられるこのかんじ。


また床にへたり込んでしまった。


「はぁ…」


何やってんだか。


「あの、神崎さん?」


「うわぁっ」


後ろに永井さんが立っていた。


「びっくりしすぎだよ…」


「ご、ごめん」


永井さんはちょっとだけ困ったような笑みを浮かべた。


「ああ、私ホントにタオル取りに来ただけだから」


素早く立ち上がって教室に入る。