日直当番

特に行く宛てもないので何気なくトイレに入った。


「あーへんな目で見られる…」


そこに数人の女子がおしゃべりしながらトイレに入って来た。なんとなく気まずさを感じてトイレから出ようとした。


「あの、神崎さん」


「はい?」


突然声を掛けられて間の抜けた声が出てしまった。


私に声掛けたのは永井さんだった。


「えっとーずっと訊こうと思ってたんだけど……」



『進藤くんと神崎さんと付き合ってんでしょ?』



ドクン


後ろのふたりが笑いながら永井さんを冷やかしていた。


永井さんは次の言葉を出渋りながらもじもじしている。


少しすると永井さんは下を向いていた顔を上げて私に言った。


「神崎さんて進藤くんと付き合ってるの?」


ドクン