日直当番

「違いますよ。最近ファスナーが緩んでてすぐ落ちてしまうんです」


「へーそうなんだー。それは気の毒ですねー」


私はいたずらな笑みを浮かべながら進藤くんの顔を覗き込んだ。


進藤くんはみるみるうちに顔を赤くして目をそらしてしまった。


「最悪だ…」


片手で顔を覆い隠してボソリと呟いた。


「進藤くんかっこ悪~」


「黙ってください。ファスナーが壊れているのは事実です」


「私が直してあげっよか?」


「結構です。だいたいあなたにファスナーを技術があるとは思えません」


「まぁ失礼な。私だってお裁縫くらいできるもん」


「どうだか」