日直当番

私は小さい頃から高いところが好きだった。


公園のジャングルジムに登って友達と鬼ごっこをしたり、家の近くの栗の木に登っていがぐりを落として遊んだりした。


木に登って遊んでいたときに、お母さんには「危ないから早く下りてきなさい!」ってよく怒られたものだった。


だけど一度も木から落ちてけがをしたことはない。


「おっと」


蛍光灯を取り外す途中、一瞬ぐらりとしてヒヤっとした。

危ない危ない。


それにしても遅いな進藤くん。


すぐ終わるって言ったのに。


もう15分は経ったでしょ。


早く戻って来いよ。


取り付けまで終わっちゃうよ。


進藤くんが帰ってきたら「危ないからひとりでやるなと言ったでしょう!」とか言って怒るんだな、きっと。


そんで「取り付け方が甘いじゃないですか」って言って文句付けてくんだよ。


……てか何くだらん想像してんだ。