日直当番

「この前話してた資料のことなんだけど、今取りに来れるか?いろいろ説明しなきゃいけないし、俺このあと用事があるんだ。すぐ終わるから」


よく分からないけどそういうことらしい。


「分かりました。神崎さん、少し待っていてください。危ないのでひとりでやらないでくださいよ」


進藤くんは私に脚立を預けて先生と行ってしまった。


私はひとり寂しく教室の中で待つことした。



ものの5分でしびれを切らせた。


時々雷の音に怯えてひとりでワーワー言っていた。


正直言ってこんなことしてないで早く部活に行きたかったけど、投げ出すのは性に合わないのでさっさと蛍光灯を取り換えることにした。


取り換える蛍光灯の電気を消し、その周りの机をどかして脚立をセッティング。


脚立の強度を確認しながら一歩ずつ確かめながら登って行く。


一段ごとにぎしぎしときしんで脚立が揺れる。


脚立のてっぺんはずいぶんと眺めがいいものだ。