日直当番

雨は一向に止む気配がない。


廊下は湿気と生ぬるい空気が漂っている。


「……くくっ」


「思い出し笑いをしないでください。しつこいですよ」


「は?違うしー別にさっきの進藤くん思い出して笑ってたんじゃないんですけどー」


「僕は思い出し笑いをしないでくださいと言っただけで、何を思い出して笑っているのかは言っていません」


「む」


進藤くんの方が一枚上手だった。


たまたま窓の外を見ていたら遠くの空でピカッと青い光が落ちた。


「雷!」


数秒後にゴロゴロと山から岩が転がってくるような大きな音がした。


「こんな中で帰りたくないよぅ」


「雷苦手なんですか?」


「うん。ひとりで帰るのやだなぁ」