日直当番

はじめパラパラと降っていた少量の小さな雨粒が次第に大きくなり、幾線もの白い糸が空から垂れてくるように大きな音を立てて大地に降り注いだ。


コンクリートの道路は早くも黒く染まってしまった。


教室の中に雨が入ってこないように窓を閉めた。


「ひどい雨ですね。今日は傘を持って来ましたか?」


進藤くんは私の隣に立って窓の外を眺めた。


「一応持って来たよ。こんなに降るとは思わなかったけど」


ただ窓の外を見つめた。


ザーという地面に落ちる雨音に耳を傾けた。


その音に反するように教室は無音の空気が漂っている。


窓に映る進藤くんの顔を見た。



「ねぇ、進藤くん。私、進藤くんの弱点、知ってるんだよ」


「?」



「進藤くんてここ弱いでしょ」