日直当番

「ねぇ知ってる?野球部の長谷川先輩と千秋先輩って付き合ってんだってさ」


「うそ!マジで!?美男美女じゃん」


「長谷川先輩、エースでピッチャーだし背高いしかっこいいし明るいし。いいよねぇ…」


「えーいいか?私はあの人あんま好きじゃない。え、てか由理、長谷川先輩のこと好きだったの?」


「違うよ。総合的にバランス取れてていいよねって話。いいなぁ彼氏。彼氏、いいなぁ」


「ていうかその前にさぁ…」


「「恋がしたい…」」


不意にわたしの左肩に誰かの肘が乗っかった。


「おめぇーら、何たそがれてんだよ」


皆川だった。


私と由理の間で両肘をふたりの肩に置き、妙に気取った言い方で私たちの顔を見比べた。


「ウザい皆川。あっち行け」


「えっひどっ。なんだよのけものにすんなよ。なんの話してんの?」


「恋がしたいなぁって」