【短編集】僕達の夏

「晃矢よく周りの人達に"太陽みたいな子だー"って言われてない?」
「うっうんっ言われる!前の学校の先生にも親戚のおばちゃん達にも!…なんでわかんの?」

「そーゆー事なんだよ。元気でエネルギーに溢れてる。この晃矢の字はこんな意味も含んでるの。"誰にも荒らされた事のない光の地"。」


そう言って風理は"光野"を指した。俺の疑問はスルーらしい。

なるほど、これもコーヤって読める。
…って事は


「こっちの字は…」

「うん、タイトって読む。"鋭い眼を持ちながらそれを怠る者"。」


そう言って今度は"怠鋭"を指す。
…意味がいまいちわからない。


眉間に皺を寄せてる俺を見て風理はくすくす笑った。


「泰斗はね。とっても心が優しいから、世の中の嫌な事とかも、知ってしまえば受け入れてしまう。」







…いいんだよ。これは僕のフィルターなんだから…