「あっははははははっ!コーヤって随分泰斗に依存してんだねぇ。」



次の日、僕はまた風理の所に行った。

昨日帰って来た道はかなり早く風理の所に行ける事がわかった。


昨日の事を話したら、風理はカラカラと笑ってそう言った。


「ガキなんだよ。」
「でも実際いくつ?」
「14。」

「ガキで良ーじゃん。全然子供。」


そう言って笑う風理を見ていてふと不思議になった。



「風理はいくつなの?」
「え?あたしー?いくつに見えるー?」

改めて風理をまじまじと見てみる。

顔立ちは大人っぽいような…童顔のような…

大人と子供の間をふわふわしている蝶のようだと思った。
それでもやや子供らしく見えるのは、その懐っこそうな笑みのせいだろうか。


よくわからない。




「………タメ?」
「じゃそんな感じで。」
「そんな感じって…」


そう言ったら風理はまた悪戯っ子みたく笑った。