「そう。 優真は剣術が出来るんだよ。 さっきので判ったけど、そこら辺の奴より…断然腕は立つ」 藤堂には負けたが、それは必ずしも優真が弱いと言う事ではない。 体力が無かっただけであって、技と速さは藤堂を上回っていた。それに瞬発力もある。 藤堂は打ち合いをしていく内に気付いたのだ。 ──こいつは怖い奴だ、と。 優真はまるで相手が次にどう出るのか判っているような動きをする。そして、竹刀を振るっている時は恐ろしい程に無表情。 そこに恐怖を感じる者もいるだろう。