四季に奈楠の最期を話した。


「かわいそうに……
なんてかわいそうなこと……」


「四季?
もしかして・・・・
この子は・・・・・」


俺は結論を急いだ。



たしかに
目が俺とよく似てるから



あの最後に四季を抱いた夜


あの時の・・・・
あの日の・・・・





「だれ?」
タツキが聞いた。


四季が俺の目をじーっと見つめた。




「タツキのパパだよ。」


四季の声は擦れていた。



「パパ~~!?」


タツキは目を輝かせて
俺を見つめた。