~天使はふたたび舞い降りる~

季節は夏になった・・・・

 去年までは、きままな夏だった

バルコニーから見える風景に
奈楠が自転車で出かけていった。


「にーにー!!
いってきま~す!!」


振り向いて手を振った。

俺も手を降りかえした。


  家族・・・・


台所に行くと
体温計と風邪薬が置いてあった。


  また、風邪か?


最近、奈楠はよく風邪をひいて
熱を出した。


「寝相が悪いのか?」


「うん・・・
寒くて起きたら布団
かかってないとか
どうしてこんなに
寝相が悪いんだろう
怖い夢ばかり見ちゃうんだよね。
何かと戦ってたり
追われたり
ここのとこずっと・・・・
寝ると疲れる・・・・・」


「睡眠薬とか
飲んだらどうなんだ?」


「寝るのが怖い・・・・」


奈楠の言葉もひっかかっていた。