つま先立ちの恋

「好きだから…フーのこと好きだから。私は、、、」

私はフーをまっすぐ見つめていた。

そうすることでわかってほしくて。

そうすることしかできなくて。


……― だけど、


「大した大義名分だ」


フーが立ち上がる。
私を見下ろしながら口を開いた。


「だが、世の中はそれだけで渡っていけるほど甘くない」


吐き捨てるように呟いたフーの口端がひどく歪んで見えた。